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母体保護法、精神病院の闇

 

1948年旧優生保護法が制定され、

1996年に母体保護法に改定された。

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母体保護法とは?

1、妊娠または、分娩が母体の生命に危険を及ぼす恐れがある時

2、現に数人の子をもち、分娩事に母体の健康を著しく低下させる時

 

母体保護法は、分娩のさい母体の健康を損ねる可能性があるときに、

本人などの同意の元、不妊手術をして母体の健康を守るという制度。

 

精神病院が母体保護法を悪用

しばし精神病院では悪用され、精神疾患を抱えている人たちが妊娠できないようになかば無理やり、不妊手術をさせられている。

女性としての機能を強制的に取り除く行為が、一般人にはわからない所で着実に行われている。

 

市民団体「母体保護法下の不妊手術・中絶被害者と歩む会」を設立した

米田恵子さん(42)と、片方さん(69)。

片方さんは母体保護法により不妊手術を受けた。

 

片方さんは、高校生で統合失調症と診断された。精神病院に入院中の2003年

医師や家族、ケースワーカーから繰り返し手術を迫られたという。

パイプカットをしないと一生入院させるぞ!」と言われ事実上強制的に同意書にサインをし、

2015年5女を出産のとき、医者になんの説明もなく卵管を縛られたという。

米田恵子さんのケース

七人の子供がいた米田さんは、パニック障害があり通院をしていた。そのために生後間もない4女を児童相談所職員が保護し、保護した先の病院で幼児が死んだ。

さらに3女、5女も児童相談所職員室に保護された。

そのショックで薬を大量服用し、多摩病院へ入院となった。

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西日本新聞 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/468364/

入院先では、まず「入院は1〜2ヶ月ほどだろう」と思って入院の同意をした。

しかし、いざ入ってみると

医者:何でも自分の思うとおりになると思わないでください。私はあなたのことを信用していません

通知文が届き読んでみるとなんと、退院までの見通しが1年近くになると書かれていた。

面談をした妹は主治医に「お姉さんの入院は社会的制裁です。退院するとあなたや社会に迷惑をかけることになる。市役所も児童相談所もこれに同意しています

 

社会的制裁を与えるために病院が存在している訳ではない。この文章から入院は治療ではなく社会的制裁のために入院させいるという事である。

主治医は米田さんを「パーソナリティ障害」と診断した。

しかし別の患者が夜大声を出して不眠に悩んでいるから、薬を処方して欲しいというと

主治医:「あなたは病気ではないから薬は処方できない!」

※病気ではないのに入院しているという事である

 

また4年間の入院で作業療法などのプログラムも一切受けていない。

※治療を一切行っていないのに4年間物間入院をさせていた。

 

米田さんの運気が変わったのは主治医が変わった事。

それを皮切りに病棟から外に出れる許可がおり、面会や電話も可能になり

退院にまで至った。

 

精神病院の闇

精神病院(閉鎖病棟)では、患者のプライバシーを守るという名目で徹底的に

社会に中でどのような行為が行われているかがわからないように隠す制度ができている。

しかし、それにより一般人が体験すると相当なストレス、人権を無視した行為

が世間には知られず

着実に患者を苦しめている。

 

母体保護法の元、女性を妊娠できないようになかば強制的に手術をして、女性としての尊厳を奪い去る。

閉鎖病棟は医師または、家族の判断で強制的に入院させる事も可能なのである。

これにより入院させられた人は閉鎖病棟に押し込まれる。

 

閉鎖病棟の生活は、ひどい

 

まず病棟内から一切出れない、もしくは部屋や保護室と呼ばれる「留置場」のような空間に入れられ鍵をされる。

もっとひどいと

強制的に睡眠薬や鎮痛剤のようなやつを強制的に注射される。

体を縛り身動き取れなくされ、おむつを穿かされる患者もいる。

 

強制的に他人に入院されられて、個室にいつ出られなくなるかもわからない。

外との連絡手段もほとんど制限される生活を強いられるとは、

人権もあった物ではない。

 

留置場に入れられるのと似ている

 

精神科医のさじ加減一つで、2ヶ月から1年長ければ10年以上閉鎖病棟に隔離されるのが閉鎖病棟である。

鬱病、パーソナリティ障害、薬物治療、様々な精神疾患で入院となる、健康そうでも入院している人間もいる。

 

どうでしょう 精神病院は恐ろしい

 

治療という名目で長期的な隔離、拘束を平然と行う

また、長期入院により社会復帰も当然厳しくなる

薬漬けになり、言動もおかしくなる可能性も大いにある

 

母体保護法に至っては、女性としての機能を失う

外との連絡手段を絶たれ

病棟から一切出れないように拘束される

所持品も徹底的に制限され病室の中で限られたモノで時間を潰すしかない

 

食事があり、TVや本、ベットもあり最低限の生活はできる

しかし、外に出れない、外との連絡手段の制限、行動制限

 

いまだに病棟に入院させられ苦しんでいる人々は大勢いる。

精神病院の実態が早く人々に周知してもらいたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考URL

京都新聞 

パイプカットしないと一生入院させる」 不妊手術「実態知って」 被害者が団体

 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/149283

東洋経済 

精神病院に4年閉じ込められた彼女の壮絶体験

 https://toyokeizai.net/articles/-/326880